11/03/09
「例えばブランド品なんか、いくらあっても飽きるだろう?多くの人はそのブランド自体を気に入ったのではなく、ブランドの名前が欲しいだけだ。価値というものは自分自身で見いだすものなのだから、羨望のためでも、一時の満足のためでもなく、もっと他のところで自分自身が認めるものだよ。だれが認めなくとも。それは、君自身の価値になる」
現実とは結局、自分自身のことなのだと思う。あたしが選んだものはすべて現在の生活にあって、失ったものを過去として処理していく。過去を忘れるために、体が現在を生きる。心が、過去から離れていく。
そして未来が作られるのなら、あたしは、
「自分に価値がない気がするのか?」
あたしは、
頷く。
生きるということや、心、過去、生きたことを型どるものは、いつか必ず失うものなのに、どうして人は生きるのだろう。それはなににもなりえやしないはずなのに。
もう18歳になったのに、あたしはなにも手に入れられないままだ。
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